●水子のお地蔵さん:「子供の守り神」として信じられており、いつも子供がよろこぶお菓子が供えられている。お地蔵さんは生きとし生けるものを救う仏。重苦あらば、われ代ってその苦を受けよう、苦しむ者あれば、どんなところへでも行かれ、どんな姿にも身を変え、どんなことをしても救ってくれる仏である。
●手を合わせる:仏様に何かお願いしたりする時には必ず手を合わせる事から始まります。右手と左手を合わせるから「合掌」といいます。神社にお参りしても「かしわ手」といって合掌と形は少し遣いますが手を合わせます。また仏教や神道だけでは無く、キリスト教や様々な宗教でも手を合わせます。
●お布施:一般に使われるお布施とは、僧侶に差し上げるためのものではなく、お寺の御本尊にお供えすると言う意味合いのものなのです。布施の字義から考えれば、御本尊に広く施すということになり、僧侶を通して御本尊に供えるという道筋になります。因みに神社神道では御布施は使用しません。神社の御祭神に供えるという意味合いの初穂料あるいは玉串料を使うことになります。
●念珠:仏を念ずる時に用いる珠との意味から「念珠」(ねんじゅとも呼ばれる。宗旨により異なる場合あるが、一般に法事法要の際に仏様を礼拝するときに、合掌した手にかける。108珠ある念珠は、「本連念珠」と呼ばれる。地蔵院では、水子供養の際に片手念珠または略式念珠と呼ばれる簡略化した念珠を差し上げています。
●ミニ経本:檀信徒向けの、毎日の朝夕のおつとめの基本となるお経本です。総かな付きで読みやすく、初心者の方にも最適です。水子のお地蔵さんのお経です。
●場所:地蔵院3ヵ寺各々の本堂で拝む場合とご自宅で拝む場合があります。本堂とは仏教寺院において、本尊様を安置する建物の呼称。
●半袈裟:首から掛ける袈裟には2種類合って、僧侶が使う袈裟を輪袈裟といい、一般の人が使う袈裟を半袈裟という、掛け方は、宗派によってタスキ掛けするところもあるが、地蔵院の半袈裟は頭からかぶる様に首に掛けます。
●着座:控えの席から本堂の正面に移り座る事。
●法話:水子供養の目的をお話いたします。
●読経:お経は暗記してはいけません。もし、万一間違えたら大変なことになりますから経文を見ながら読唱するという意味で読経が一番です。
●経木塔婆:地蔵院では本堂でのご供養が終わったら薄い木の板に水子供養の為に経文や題目を書き込み、水子のお地蔵さんにお供えをします。
●お線香:仏さまへの大事な供養物です。お線香は良い香りを放って、時と所の不浄をすべて清める徳をもっています。身体や心の汚れをはらい、清浄な心で仏さまにお参りするために線香をたくのです。お線香は、一度火をともすと燃えつきるまで芳香を放ち続けることから、命あるかぎりの仏さまへの信仰と、自らが物事を行うとき努力し続けることをあらわしています。
●絆:仏さまに祈る時、自分自身がいま、仏さまという大いなる存在に生かされ、仏さまからいただいた“いのち”を生きていることに気づかされるとともに、家族の絆が深められていくでしょう。水子は家族です。
●心身より:自分自身の体と心で
●仏の世界:寛大な様=宇宙、安らかなる世界
●お参り:一般には「先祖参り」や「お墓参り」と受け取られています。しかし、「お参り」とは、本来は仏様の前にて祈りを捧げることを指しています。つまりは水子のお地蔵さんのところへ出向き、手を合わせて祈りを捧げることです。
●仏前:一般的に「49日の法要までは『御霊前』」「49日の法要後は『御仏前』」になります。しかし、ここでいう仏前とは本堂の正面にいる仏様の前という意味です。
●個人情報保護法:個人情報を保護し、情報化社会におけるプライバシーの保護を図る法律
●御焚き上げ:供養したいものを焼いて灰にし、土に返すことで、手紙に書いた子供への想いや願いだけはあの世の子供に届けられます。