●一周忌(いっしゅうき)
人が死亡して満1年後の仏教的な忌日。またはその日に行う法事。神道の場合は一年祭という。
●永代供養墓(えいたいくようぼ)
承継者がいなくても申し込むことができる、墓地管理者が使用者の子孫に代わり、供養と管理を行うお墓のこと。永代供養墓にはさまざまな形が見られるが、個別に墓石を建てずに、ひとつの施設に多数の遺骨を納める合祀墓が多い。
●永代供養料(えいたいくようりょう)
永代供養墓を使用するために支払われる価格が永代供養料。永代供養墓の種類により価格が異なります。
●お布施(おふせ)
僧侶や寺院へのお礼や寄進のこと。一般的には法要における読経や戒名に対する謝礼のことをいう。
●回忌(かいき)
年忌法要または回忌法要のことで、二年目の祥月命日を三回忌という。以降、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十五回忌、三十三回忌、五十回忌、百回忌、の節目で法事が営まれる。
●改葬(かいそう)
元のお墓から新しいお墓へと遺骨を移すこと。いわゆるお墓の引越しのこと。墓石は動かさず、ほとんどのケースは遺骨のみを移します。改葬を行う際には、改葬許可証が必要です。
●合祀墓(ごうしぼ)
複数の遺骨を1つの墓所に収めるお墓のこと。納骨堂形式のものが一般的です。合葬式墓所、永代供養墓、合葬墓などとも呼ばれます。
●香炉(こうろ)
墓前で線香をあげるためのお墓の付属品。線香を立てるタイプは香立と呼ばれます。
●骨壷(こつつぼ)
焼骨を納める壷のこと。一般的にはお墓に骨壷で納骨されます。
●三回忌(さんかいき)
人の死後満2年、数えで3年目の忌日が三回忌です。一周忌の翌年(二年目)の仏教的な忌日をいいます。
●散骨(さんこつ)
遺骨を火葬した後、さらに粉末状にして海洋や山中に撒く葬送のこと。法律による規定はなく、公序良俗に反しない限り違法ではないとされています。
●樹木葬(じゅもくそう)
遺骨を埋め樹木を墓標とする納骨の方法のひとつです。墓埋法で墓地として許可を得た場所に限られます。墓園全体を樹木葬専用とする霊園と、一般墓地の一画を樹木葬墓地としている霊園の2種類があります。
●祥月命日(しょうつきめいにち)
故人が死んだ月日と同じ月日が祥月命日です。
●卒塔婆(そとうば)
故人を供養するために墓所に置かれる五輪塔を模した板のこと。仏塔を意味するサンスクリット語のストゥーパからできた言葉です。塔婆、板塔婆とも呼ばれます。
●新盆(にいぼん)
故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のこと。初盆(はつぼん)とも呼ばれます。
●年忌(ねんき)
祥月命日、また、その日に営まれる仏事のこと。回忌と同じ意味でも用いられます。
●彼岸(ひがん)
春分の日と秋分の日を中日とした各7日間が、それぞれ春彼岸と秋彼岸です。元来、こちらの岸を意味する此岸(しがん)に対して向こう岸を指す言葉ですが、悟りの境地を指して用いられることもあります。
●霊廟(れいびょう)
故人や祖霊を祀る施設のこと。霊堂(れいどう)・御霊屋(おたまや)ともいいます。